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市長の元気宅配便336 平成29年12月1日号

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岐阜県岐阜市

300万人達成!教育立市ぎふの拠点「ぎふメディアコスモス」岐阜市市長 細江茂光

去る11月23日、「みんなの森ぎふメディアコスモス(メディコス)」開館以来の総来館者数が300万人となりました。旧市立図書館の年間来館者数約15万人のペースでいけば20年かかる300万人を、開館からわずか2年4か月で達成できたことは当初の期待を大きく上回り、市民の皆さんの潜在的な需要がこんなにあったのだと改めて驚かされました。メディコスは知の拠点たる図書館を中心に、文化の拠点、絆の拠点から構成される複合施設で、市民の皆さんに大いにご利用いただくことで、今や教育立市ぎふを代表する施設にまで育てていただきました。将来ここに市役所新庁舎が完成の暁(あかつき)には、両施設の相乗効果で更に多くの皆さんにご利用いただけるものと確信しています。
各施設の利用率は年々増加傾向にあります。特に「おどるスタジオ」や「あつまるスタジオ」の利用率はなんと100%になっています。開館から1年以内に文部科学大臣が3回も訪問された図書館は日本広しと言えどもメディコスだけでしょう。私は「岐阜市の珍百景」と勝手に名付けていますが、週末や祝日には9時の開館前ともなると老若男女入り混じった長蛇の行列を見ることができます。座席数が910席と十分あるにもかかわらず、朝から図書館の前に行列ができる光景はまさに珍百景と言えるのではないでしょうか。
メディコスが出来てから図書館利用者の年齢層も変わってきました。旧市立図書館では約30%だった40歳未満の利用者の割合が、メディコスでは約60%と倍増し、特に若い人たちに好評を博(はく)しています。またグローブと呼ばれる大きな布製の傘から差し込む自然の光や、地下水や太陽光を利用した省エネかつ人にやさしい室温、ほのかに漂(ただよ)うヒノキの香りは親環境、親人間的空間を提供してくれています。絵本を持って戯(たわむ)れる幼児のかすかな声が聞こえる中、試験の準備なのか必死で参考書と向き合う中高生などのヤング・アダルト、黙々と資料を調べる働き盛りのサラリーマン風の人など、老若男女を問わず知的刺激を楽しむ様はまさに教育立市ぎふの目指す姿そのものです。ぎふメディアコスモスのますますの隆盛を期待しています。

       

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